皆さんこんにちは、韓国慶南大学に留学中の国際関係学部国際文化学科3年の石川莉子です。2月の末に留学が始まり、約6か月が経過し、韓国の大学では9月から後期が始まりました。前回のレポートに引き続き、韓国での普段の生活や授業について紹介します。
〈授業について〉
韓国の大学では、3月に授業が始まり、6月に期末テストが行われました。韓国語の授業のテストは作文と読解の問題が出題されました。作文の問題は事前に先生が添削してくださったため、不安なくテストに臨むことができました。現地の学生と一緒に受ける授業は問題文を読むことや韓国語を書くのに時間がかかったり、英語を韓国語に翻訳する問題に難しさを感じたりしましたが、特に不安が大きかった授業の最後の週に先生からお褒めの言葉をいただきとても嬉しかったです。
後期は9月から12月で、8月の中旬ごろに後期の授業の履修登録を行いました。韓国の大学は履修登録のやり方が日本の大学と少し異なり、予備受講申し込み期間と本申請期間というものが設けられています。予備受講申請期間に履修したい授業を登録し、登録した授業の申込人数が定員よりも多い場合は本申請期間に先着順での登録となります。私は希望した授業のうち3つが先着での登録で不安でしたが、無事希望していた授業を履修することができました。
後期は韓国語の授業1つと現地の学生と一緒に受ける授業を4つ履修しました。まだ後期の授業については、まだ始まって一週間ほどなので詳しい内容については次回のレポートで紹介できればと思います。
〈行事について〉
4月の終わりに体育祭、5月には文化祭と遠足のようなイベントであるMT(membership training)が行われました。体育祭は学部別、MTは学科別に行われ、どちらも普段からお世話になっている日語教育学科の学生と一緒に参加させてもらいました。
体育祭はあいにくの雨でほとんど競技が行われない代わりに学科ごとに料理を持ち寄ったり、お酒を飲んだり、カラオケ大会が開催されたりしました。
文化祭は学科ごとに屋台を出したり、サークルに入っている学生によるダンスや歌の披露や芸能人によるステージ、花火などとても豪華でした。
MTは学校からバスで1時間ほどのミリャンという場所で一泊二日で行われました。午前中はグループに分かれてゲームをし、夜はBBQをしました。MTでは朝までお酒を飲み明かすのが定番なようで韓国のお酒文化を体感しました。今まで話したことのなかった人とも交流することができ楽しかったです。
〈普段の生活・夏休みについて〉
4月の末に銀行口座の開設や外国人登録証の発行が完了し、ネットショッピングが利用できるようになりました。特に韓国は出前の文化が盛んで学校の周りだけでもとても多くのお店が出前に対応しており、よく利用しています。また韓国では割り勘をする際に、誰かがまとめて先に支払いをして、後からその人の口座にお金を振り込むのが主流なようで、口座を開設することができたおかげで、友人との割り勘がスムーズにできるようになりました。
寮について、夏休みは寮の改装工事の関係で棟を移動することになり、1か月ほど中国の学生と一緒に部屋を使うことになりました。生活スタイルの違いに少し戸惑うこともありましたが、お互いの国のことを教えあったり、お菓子交換をしたりなど普段はできない体験をすることができました。中国に来たら案内してあげるねと言ってくれてぜひ機会があれが中国にも行ってみたいと思いました。また寮の改装工事が終わり再び元のとうに戻りましたが、部屋の中の机、クローゼット、ベットをはじめ、床や壁、階ごとに共同のトイレ、シャワー室、洗面台まですべてが大幅に新しくなっていて、以前よりもとてもきれいで快適に生活することができています。
夏休みは7月末に一時帰国しました。それまでは釜山やソウルに旅行に行きました。
釜山は何度か行ったことがありましたが、今回は甘川文化村や国際市場など有名な観光地に行くことができました。ソウルまではKTXという新幹線のような乗り物を利用して向かいました。学校の近くにある馬山駅からソウル駅まで3時間ほどで行くことができます。KTXは改札のようなものや駅員さんにチケットを確認されることなどはなく完全信用乗車という形がとられていて不思議でした。ソウルに行くのは初めてでしたが学校のある馬山と比べ、観光客やお店が多くすべてが新鮮でした。行ってみたかったご飯屋さんやお店に行くことができとてもいい思い出になりました。
〈最後に〉
留学生活もあっという間に残り半分になってしまいました。後期は前期の反省を生かしながらより多くの人と関わったり、色々なところに行くことができたらいいなと思っています。10月には韓国語能力試験を受験予定なので目標を6級取得のために勉強にもより一層力を入れていきたいと思います。