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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【韓国】慶南大学

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こんにちは、国際関係学部国際文化学科3年の石川莉子です。協定校留学制度を利用した韓国慶南大学への約10ヶ月間の留学が終了し、12月の終わりに帰国しました。今回のレポートでは学習についてや普段の生活、日本から持って行ってよかったものについて紹介したいと思います。

 

 

〈学習について〉
後期は留学生専用の韓国語の授業1つ、現地の学生と受ける授業3つ、オンライン授業1つを履修しました。現地の学生と一緒に受ける授業は知らない単語が多かったり、教授の方言が強く、理解するのが難しいと感じることが多くありましたが、事前に授業資料に目を通したり、友人に聞くなどして何とか遅れが出ないように工夫していました。また、前期の授業に比べ課題やレポートを書く機会が多かったように感じます。特に韓国民俗と今日の文化という授業は毎回課題があり大変でしたが、韓国の昔の映画を視聴して感想文を提出したり、韓国の祝日についてや童話についてまとめるなど韓国の文化についての知識を増やすことが出ました。
ただ授業を受けているだけでは韓国語の実力は伸びていかないと感じたため、韓国人の友人とたくさん話したり、韓国語で日記を書く、字幕を付けずにドラマを見てみるなど日常の中で韓国語に触れる機会を増やすように工夫していました。

 


〈普段の生活について〉
前期は授業以外の時間を寮で過ごすことが多く、日語教育学部の学生以外と関わることが多くなかったため、もっと交流の輪を後期は広げたいと思い、サークルに加入してみることにしました。私が加入したサークルは週に一回集まってハンドメイド作品を作るというものだったのですが、サークルの時間以外にもご飯を食べに行ったり、他の都市に一緒に遊びに行ったりしました。サークルの友人の紹介で高校生や他の大学の学生とも出会うことができ、段々と交流の輪が広がっていく感じがして、嬉しかったです。韓国の学生だけでなく、韓国語の授業で知り合った中国人の学生と寮で話したり、授業後にご飯を食べに行ったり、バスに乗って少し遠出をしたりなど、外に出る機会や韓国語を日常的に使う機会を増やすことができました。他にも、日語教育学科の教授に声をかけていただいて、韓国語の資料を翻訳する作業を手伝わせてもらうなど充実した時間を過ごすことができました。
留学中に他の都市にたくさん行ってみたいと思っていたのですが、ソウルや釜山など有名な観光地だけでなく、大田や大邱、慶州などたくさん出かけることができ、
いい思い出になりました。特に慶州は世界遺産に登録されている文化財や古墳などがあり多くの観光客でにぎわっていました。
韓国はタクシーやバスなど日本と比べて交通費がとても安いので手軽に旅行に行くことができる点がとても魅力的だと感じました。

 

 

〈日本から持って行ってよかったもの〉
私が個人的に日本から持って行ってよかったと思ったものをいくつか紹介します。韓国に留学に行く方の役に立てば幸いです。
一つ目はインスタントの味噌汁とふりかけです。手軽に食べることができるため、寮でご飯を食べるときは、パックのご飯にふりかけをかけて味噌汁と一緒によく食べていました。
二つ目はルーズリーフです。韓国ではノートはいろいろな種類のものが売っていたものの、ルーズリーフは一度も見かけたことがなかったため、普段使っている場合は持っていくことおすすめします。
三つめは歯ブラシです。韓国の歯ブラシは全体的に大きく使いにくいと感じました。一度子供用の歯ブラシを買って使ってみましたが、それでも大きく感じました。
四つ目は耳栓とノイズキャンセリングのイヤホンです。これらは寮生活をする中でとても重宝しました。
最後にタブレットです。韓国の学生のほとんどがタブレットを使っており、課題も資料に書き込んでデータを提出というものが多かったです。

 

 

〈最後に〉
初めのころは早く日本に帰りたいと思うときも多くありましたが、留学が終わった今振り返ってみると、貴重な体験をたくさんすることのできた10か月間だったと感じます。
行く前に立てた韓国語能力試験で6級を取得することや、積極的に行動できるようになることなど自分の中で立てていた目標を達成することができ悔いなく留学生活を終えることができました。最終日には、友人が空港までお見送りに来てくれて別れるのがとてもさみしく感じましたが、日本に遊びに来てくれるといっていたため、その日を楽しみに韓国語の勉強も継続していきたいと思います。この留学を通して出会えた人すべてに感謝し、この10か月間で学んだことをこれからの生活につなげていきたいと思います。