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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【ドイツ】トリアー大学

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皆さんこんにちは。トリアー大学に留学している、英語学科3年生の上野エミルハン勇輝と申します。ドイツ、トリアー大学での生活などについてお話し致します。

 

 

<-学習について->
まず学習面についての総括をいたします。今は3月から8月までトリアーの地で生活しており、期間にして6ヶ月弱が経ちました。ちょうど半年ですね。学習に関しては、自分が言語を習得すると言う部分に関して自信がありませんでした。最初はドイツ語の授業についていけずに辛い思いをする事もありました。しかしこのままではいけないなと考えて現地の方々との交流を増やすようにしました。例えば、タンデム活動は自分にとって言語力が増えた1番の要因ではないかなと思いました。言語という分野を学習している自分にとってコミュニケーション無しでの学習では絶対に能力は身に付かないと考えたので、この活動を実践しました。実際にタンデムを開始した月には、自分の言語力は格段に増えたなと感じました。加えて言語が学べるだけでなく、現地の学生さんの話を聞くことができる機会はとても貴重なので、とても自分にとって有益だと考えています。またタンデム以外には大学で夕方から夜の時間にかけて行われる多言語交流会の英語、ドイツ語での会話が行うことが出来る部に参加しています。こちらではタンデムとはまた異なり、複数の学生の方と関わる機会となっています。グループ形式に近い形でのコミュニケーションになるので、タンデム形式と比べると少し難易度は上がるのですが、沢山の人々と外国語を使用して会話をすることが出来るのでとても楽しいです。実際にこちらの活動を通しても言語力が増えたなと感じています。また自分の言語力の面に関しては、伸びて来たと言っての主観的な感覚であって、客観的に見てしまえば全然駄目なのではと感じていました。しかし、日本人留学生の友達の方々からの意見によると、私のドイツ語言語力は本当に格段と増えていると感じているようで、そのような言葉はとても嬉しいです。やはり言語力が増えていく様子は他の人から見てもわかるのだなと思いました。この調子を保って、より向上させていきたいです。

 

 

 <-生活―キャンパス生活->
生活面では前回のレポートの時に比べると格段に馴染んできているなと思います。まずは日曜日に生活用品系の店舗はガソリンスタンド併設店以外は休みになるので、この定休日を見越した生活を送れるようになって来ているなと感じています。ですが困るときもあります。特に夏では緊急で水分が必要になってもすぐに変えないということが起こります。私はその場合にはファーストフード店などで水分を買って、体調を崩さないようにしています。またそのような状況を見越して家から水分を少し多めに持って行くなどといった対策も取っています。しかし土曜日は生活用品店も通常通りに営業しているので、焦らずに土曜日に買い物を済ますことも行っています。最初は少し戸惑った所でもありますが、今ではなんとか対応が出来るようになってきました。ですが携帯のギガ容量を使い切ってしまったとき、ギガの追加分はスーパーのレジ近くで買わないといけないので、ときたまにこちらを日曜日に使い切ってしまい困ってしまうことはあります。生活面での気をつけている点を上記で書きましたが、生活自体はとても送りやすいと感じています。トリアーは場所的にとても暮らしやすい場所であると考えています。寮の近くには自然も多くありますし、歩いて10分ほどの場所にはスーパーもあります。またバスで10分ほどの場所には市街地もあり沢山の雑貨店、レストランが軒を連ねています。なので、この5ヶ月暮らして行く中で大きく生活で困ることはなかったなと感じています。また人々はとても親切です。言語力がまだ完璧でなく上手く自分の言いたいこと伝えられなかった時も、真摯に耳を傾けて意味を理解してくれようとしてくれます。このことも私が今までの期間において気持ちよく生活できた要因なのかなと思っています。最初はトリアーでの生活も慣れないなと感じていたのですが、今では旅行などから電車やバスを使って帰り、トリアー中央駅が近づく、または到着するととても安心した気持ちになります。地元ではないのに、そのような感覚が自分の中であります。半年間の生活で、そのような感覚になれたのはとても嬉しいことです。そしてキャンパスライフですが、今こちらのレポートを書いてる時点では残念ながら夏休み中でキャンパスライフは行っていません。しかし前期のキャンパスライフはとても楽しかったです。前回のレポート時では、まだ本格的な授業が始まったばかりで楽しいよりも早くなれなくてはという気持ちの方が大きかったのですが、その後授業を重ねて行くうちにキャンパスライフにも慣れて楽しく生活を送ることが出来ていました。上記にも書いた通りに、今は夏休み中なので、あと1ヶ月後期のキャンパスライフが待ち遠しいです。後期では新しい留学生が来るので(私が来た時は、2024年の秋学期―2025年の春学期留学の方が殆どであったのでこの夏休みに多くの留学生は日本、または母国へ帰国しました。)新たな人々との関係も構築していきたいと考えています。


留学生活が半年ほど過ぎ、異国の地で半年も生活をしていることは自分にとっては少し信じられない事であるなと良い意味で感じています。もちろん良いことだけでなく大変な試練も沢山ありました。しかし外国で住むということは大きく環境を変えるということでもあり、何かしらの試練はつきものです。しかし私はその試練がある度に、“このような試練も自分を成長させるために降り掛かっているんだな、”と思うようにして乗り越えてきました。時々試練が厳しくて挫けそうになってしまう時もありますが、それ以上に留学自体はとても楽しいので、なんとか乗り越えることが出来ています。もちろん楽しいことはそれ以上に沢山あります。やはり言語が違う人々とのコミュニケーションは勉強になりますし、とても楽しいです。

 

私は言語交流の機会は絶対に逃さないようにしています。上記で書いたタンデムや多言語交流会以外にも、言語交流の機会は沢山あります。例えば、トリアー大学には日本語学科があり日本語を学習している学生さんが沢山いるのですが、その日本語学科の学生会が主催するハイキングや飲み会、カラオケ大会には積極的に参加するようにしています。実際私はその集まりにおいて現地の学生さんの友達を作りました。先ほど書いたタンデムのパートナーもこちらによる交流によるものです。やはり環境になれる中で言語を学習するための交流を見つけることは自分にとって少し難しいと感じていたのですが、このような集まりがあることはとても自分にとって有難いです。後期もありますが、前期よりも異文化交流を増やし、自分にとって“よかったな”と思える1年間にしていきたいです。