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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【インドネシア】ガジャマダ大学

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皆さん,こんにちは。国際関係学部国際文化学科3年の宗貞彩瑛です。
今年の8月からインドネシアのジョグジャカルタ市内にあるガジャマダ大学(UGM)に奨学金制度を利用し、約1年間の長期留学をする予定です。現在は2か月が経過しました。
今回のレポートでは学校生活、休日の過ごし方、驚いたことなどいくつか紹介していきたいと思います。

 

 

<学校生活について>
私は文化科学部の人類学科(departmen Bahasa dan kebudayaan jepang,fakultas ilmu budaya)に所属しています。また、INCLUSという外国人のためのインドネシア語に特化した学部外の授業も履修しています。まず学部の授業ではBATIK(インドネシアを代表する伝統的な布の染技法)を履修していますが、学部内の授業は基本的に現地のインドネシア人と一緒に授業を受けています。そのため授業中ももちろんインドネシア語で説明されます。大学1年生からインドネシア語を勉強していましたがそんな私でも実際に授業を受けてみると、何を言っているのかほとんど理解できませんでした。また、外国人は私1人しかいないため、最初の方はとても緊張していましたが授業の内容はbatikの種類、歴史、batikという言葉の定義など沢山知ることができ、実際に自分でbatikのデザインを考えて作ることもあります。INCLUSの方では、オーストラリア、韓国、アフガニスタン、日本など様々な国の学生と一緒にインドネシア語を勉強していきます。クラス分けがあり私は中級コースで勉強しています。中級だと自分の取りたい授業を選択することができ、最低8単位履修します。毎週取り扱うテーマが別々で教科書の内容に沿って進めていきます。先生が生徒1人1人に質問をして答える、隣の生徒と一緒に考えて進めていくなどやり方は授業ごとで別です。みんな自分と同じ外国人なのでカタコトなのかと思っていましたが、とても流暢なのでいい意味で刺激を貰いました。

 

 

<休日について>

8月の下旬にインドネシアでは政治デモが起きており、私の住んでいるジョグジャカルタ市でもデモが多発していたので、その期間は休日はkos(寮みたいなもの)でずっとnetflixで映画やドラマを見て過ごしてました。デモが落ち着いてからはインドネシア人の友達と一緒に近くのモールでショッピングをしたり、日本人の友達も含めてビリヤードやカフェでノンクロン(お喋り会みたいなもの)、バトミントンなど活発に活動しています。
また、リピートできるぐらい美味しいご飯屋さんや、ケーキ屋さんなども個人的に探していくようにしています。少し前にインドネシア人の友人に海へ連れて行ってもらったことがあるのですが、日本の海とはまた違う雰囲気がありとても綺麗でした。また時間があるときに行ってみたいなと思います。

 

 

<びっくりしたこと>
インドネシアには去年の8月にも現地研修で訪れたため今回は2回目になりますが、ジョグジャにきて過ごした経験のなかで驚いたことをいくつか紹介します。
1つ目は交通ルールがめちゃくちゃ。です。私はジョグジャにきて初めてバイクを乗ったのですが、インドネシアは日本のように交通ルールに対する人々の意識が緩いため、バイクに3人乗っていたり、ヘルメットをしていないひとがいたり、車線ガン無視で空いているところがあればどんどん詰めてくるので、最初は二度見するぐらいびっくりしました。
2つ目は道路や、電車内で裸足で歩く人がいることです。最近インドネシアの電車を初めて利用したのですが、雨季に若干はいっているせいか大雨がよく降ります。席に座っていたら隣の号車から裸足で歩いてきた男性がいて特にびっくりしましたが、周りの人たちはあまり気にしていませんでした。3つ目は、道路によくネズミがひかれて死んでいることがあることです。正直インドネシアに限らずどこにもネズミはいますがこっちのネズミはとても肥えているので道路の真ん中で死んでいるとすぐに分かります。なので死骸が苦手な人は要注意です。

 

 

<最後に>
まだ留学して2か月しか経過していませんがこの2か月はとても濃い2か月でした。
いまだに勉強面で苦労しかないですが、最初から苦労しない留学なんて存在しないと私は思うのでネガティブに捉えるのではなく、逆に伸びしろしかないなとポジティブに捉えるようにしたいです。また留学して2~3か月間は環境面でもなれないことが沢山あると思うので精神的に少ししんどいなと感じた時は無理をしないようにしたいと思います。
幸いなことに私の身の回りの人(大学の先生、友人)や、ジョグジャカルタの人々は親切な人が多いので周りの人に感謝することを忘れずにこれからも地道に頑張ります。