東松山図書館1階新聞コーナー付近にて、『南蛮紅毛日本地図集成』を展示しています。
南蛮とはポルトガルやスペインなどを、紅毛とはオランダを意味しており、これらの国々が日本をどのように認識して地図を描いたかがわかる資料です。南蛮人が上陸する前は、マルコ・ポーロの『東方見聞録』にある“黄金の国ジパング”が日本のイメージとしてヨーロッパに伝わっていました。当時の情報と知識が作り上げた地図は、現代の私たちから見ると不思議な点やツッコミを入れたくなる表現があります。“おもしろポイント”の解説もあり、読みながら地図を眺めると理解が深まるようになっています。
地図上に描かれたアレキサンダー大王と悪魔などを見つけるクイズ「隠れキャラを探せ!」で、じっくり地図を見て楽しんでください。思いがけない発見があるはずです。
この資料は当館3階にある貴重書庫に保管されていますが、特別に公開しているのでぜひご覧ください。