研究内容

研究テーマ

コミュニティカレッジ

研究内容

現在、板橋区では年間600を超える区民対象の講座等が開催されている。一方、近年、大学においても、エクステンションセンターなどを設置し、在籍学生のみならず、地域住民等を対象とした公開講座を実施するなど、地域貢献している。このような状況を踏まえ、アメリカのコミュニティカレッジや先進自治体の取り組みを参考にしながら、新たな市民大学像を模索する。

研究員

板橋区 杉山 光治 総務部人事課人材育成係長
真崎 裕子 教育委員会生涯学習課長
松田 玲子 児童女性部男女社会参画課長
大東文化大学 浅野 美代子 法学部法律学科教授
首藤 禎史 経営学部経営学科助教授
土岐 寛 法学部政治学科教授
和田 守 法学部政治学科教授

研究活動

第1回 2004年6月21日
  1. 分科会長、連絡員選出
  2. 今後の研究内容及び日程について
第2回 2004年7月7日
  1. コミュニティカレッジの目的・特色・範囲について
  2. 地域再生推進のための基本方針について
  3. 大学設置等の基準について
第3回 2004年8月4日
  1. 23区の生涯学習の動向について
  2. コミュニティカレッジと生涯学習とのかかわりについて
  3. その他
第4回 2004年8月21日~22日
  1. アメリカのコミュニティカレッジについて
  2. 日本の大学制度(認可・規定)について
  3. 生涯学習に関する調査結果等の報告
  4. 先進事例に視察について
先進事例視察①
(清見潟大学塾視察)
2004年10月14日
  1. 清見潟大学塾の概略及び特性と課題について
  2. 自治体合併による清見潟大学塾への影響等について
第5回 2004年10月22日
  1. 清見潟大学塾視察報告について
  2. LECリーガルマインドの特性と都区制度との関係について
  3. 公開講座について
  4. その他
第6回 2004年12月1日
  1. 中間報告について
  2. 公開講座について
公開講座 2004年12月17日
  • テーマ「新しい市民大学をめざして」
  • TAMA市民塾長  高原 北雄氏
  • 東松山市きらめき市民大学常務理事  松本 重男氏
  1. 中間報告について(内容確認)
先進事例視察②
(株式会社立大学
「LEC大学」)
2004年12月28日
  1. 設立の経緯について
  2. カリキュラムの設定について
  3. その他
第8回 2005年5月9日(月)18:00~20:00

於:大東文化大学国際比較政治研究所共同研究室

  1. 今後の研究体制と研究方針について
    大学側の研究員が長期海外留学と学長就任で実質2名減員となり、手薄になったが、研究経緯もあり、当面、現行のメンバーで研究を進めることが合意された。
    研究方針については、板橋区主導のコミュニティ・カレッジの可能性について、いくつかのアプローチから検討した。主なアプローチは、
    • (1)特区制度などを活用して、区が中心となり、大学がサポートするコミュニティ・カレッジ
      今後も概ね月1回開催するが、従来開催日に当てていた金曜午後では日程調整が難しいことから、土日や平日夜間の開催もやむを得ないという結論に達した。
    • (2)両者が協働・出資する第3セクター方式
    • (3)大学が設置するコミュニティ・カレッジ
    である。
    結論は出ず、次回まで各自、検討・研究することとした。
第9回 2005年6月13日(月)18:00~20:00

於:大東文化大学国際比較政治研究所共同研究室

  1. 今後の研究方針と研究分担について
    討議の結果、板橋区が特区制度などを活用して、23区初のコミュニティ・カレッジを設立できるか、その方法、可能性、枠組を追求することとした。分科会の研究は区政の新たな可能性を開けるかどうかの提言として示すことに意味があり、現行の行財政システムや区政方針からある程度フリーな視点に立つことも確認された。

    分担は、板橋区研究員が、

    • (1)区の生涯学習・グリーンカレッジ等のカリキュラムを別府短期大学の場合等と比較して実現可能性を図る
    • (2)設備、施設面のチェック

    を担当。

    大学側研究員が、

    • (1)組織・人事面から「板橋区立コミュニティ・カレッジ」の実現可能性の検討
    • (2)法的課題の検討

    を分担することとした。

第10回 2005年9月16日(金)18:00~20:00

於:板橋区役所6階601会議室

  1. 合宿報告、公開講座、地域デザインフォーラムおよび今後の研究体制と分担
    • (1)公開講座は実施しないことにした
    • (2)12月16日の地域デザインフォーラムの発表について
    • (3)報告書の構成と分担について
第11回 2005年11月22日(火) 18:30~20:30

於:板橋区役所9階901会議室

  1. 地域デザインフォーラムの事前準備及び当日の役割等について
  2. 第3期最終報告書について
    第3期最終報告書「板橋コミュニティ・カレッジ構想」(仮題)の構成は、以下のような方向でまとめる。
    • (1)カリキュラム編成
    • (2)コスト分析
    • (3)組織・人事・事務局体制
    • (4)設備・施設
    • (5)法的検討
    • (6)イギリスのコミュニティ・カレッジ(ケーススタディ)