教育・研究/Education & Research
No.10 産業振興ビジョン策定に向けて
概要
板橋区における産業振興ビジョンの策定に先立ち、検討されるべき課題や論点について多様な観点からとり上げて論及した。
長引く不況下、既存の製造業や商業には明るい将来展望を抱きにくく、それが結果的に経済活動や生活の多方面に悪影響を及ぼしている。
既存産業の状況や直面している諸問題、地域資源を前提条件とした場合に実行可能な政策、制度の探求を主たる目的に、関連する様々な事柄、事象、事例等をとり上げて検討を加えた。
全体は既存産業部門と新産業から構成され、前者には商業と製造業が含まれる。第1章では、2003年度工業統計調査と2004年度板橋区産業実態調査を分析し同区の産業の現況を概観した。
第2章では、区内外の製造業へのヒアリングや中小企業の成功事例から行政による支援策を考えた。
第3章では、より厳しい状況にある地方商店街の現況と振興策を検討し、成功事例から同区に有効な商店街振興策を探った。
第4章では、商店街を形成しない個人商店も区内に多く、それら個人商店の現状や課題、区施策のあり方に論及した。
第5章では、既存産業を対象に、地方自治体における実行可能な産業政策とそのあり方を考えた。
そして第6章では、新産業の振興に対する区の役割、取り組みをとり上げた。
新産業創出が地域経済を活性化する有効性は高い。既存産業の再生に加え、新産業の創出は地域経済の大きな活力源となり地域社会の真の活性化につながると期待される。
報告書
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目次 | |
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第1章 | |
第2章 | |
第3章 | |
第4章 | |
第5章 | |
第6章 | |
終章 | |
資料 |