大東文化大学教育学科では小学校教諭一種免許・幼稚園教諭一種免許に加えて保育士資格の取得が可能となっております。教育学科の特徴を生かし幅広い教養と豊かな専門性を身につけた「質の高い保育士」を目指します。
本学保育士課程の特色
- 第一に、四年制大学の教育学科にある保育士課程として、深い教育学の専門性と実践・知識をそなえた保育士を養成します。
- 第二に、認定こども園に対応した幼稚園教諭と保育士資格の双方をもった幼児教育及び保育の専門家を養成します。
- 第三に、学童保育指導員にも対応できる教育の知識を持った保育士を養成します。
現在求められる保育士に対するニーズを満たす養成教育は、その多様化においても高度化においても4年制大学における養成が相応しい専門的内容となっているといえます。また本学教育学科は、これまで小学校教員一種免許・幼稚園教諭免許を取得できる学科として多くの人材を輩出して来ました。
本学教育学科は「総合的な子ども学」としての体系を備えた教育学科です。保育士課程においては、乳児期の健全な成長にふさわしい豊かな教育環境を創ることのできる保育者を養成する実践的かつ総合的なカリキュラムが用意されています。また、実践的な体験を積み重ね、家庭・地域における多様な子育てニーズに支援可能な人材を育成していっています。
保育士課程の実習に関しては、地域の保育所や社会福祉施設(機関)を、板橋区との連携を取りながら行います。学生一人一人のニーズを考慮しつつ多様な現場で体験・学習できるように専門的な指導を行っています。さらに、学科内のクラス編成はありますが、保育士課程コースの学生は一緒に同じ授業を受ける事も多く、和気あいあいとした雰囲気の中で、共に頑張っています。
選考方法について
教育学科保育士課程の定員はおおむね25名です。入学時に保育士課程希望調査を行います。調査により希望者が25名以上の場合は選考を行う場合もあります。
※選考を実施する場合は3月中旬頃までにホームページにアップしますのでこまめに確認してください。
注意事項
(1) 保育士課程を履修する場合、他に選択できる免許(及び資格)は幼稚園教諭一種免許または小学校教諭一種免許に限られます。保育士・幼稚園教諭一種・小学校教諭一種の三種類の免許・資格を同時に取得することはできません。
<下の表は取得組み合わせ例です>
| 取得資格の組み合わせ例 |
可否 |
| 保育士のみ |
○ |
| 保育士と幼稚園教諭一種 |
○ |
| 保育士と小学校教諭一種 |
○* |
| 保育士と幼稚園教諭一種と小学校教諭一種 |
× |
- 保育士と小学校教諭一種を同時に取得しようとする場合は、履修状況により、4年間での取得が困難な場合があります。
(2) 保育士課程は、2年次編入学・3年次編入学による入学者は対象外となります。
卒業生の声 ※内容は取材当時のものです。
保育士課程に関するQ&A
資格・免許について
-
それぞれに定められた所定の単位を修得することにより資格・免許を取得することとなります。例えば、「保育士資格と幼稚園教諭一種免許」の組み合わせであれば4年間での取得も可能です。ただし、「保育士資格と小学校教諭一種免許」の組み合わせでは、4年間で資格/免許が取得できなかった場合、卒業後に科目等履修生として引き続き未修得科目を履修し、資格/免許を取得することが可能となります。
進路・就職について
-
保育士資格を生かして公・私立の保育所や認定こども園に就職する他、児童養護施設や乳児院、障害児等の社会福祉施設の職員、児童館(学童保育)、児童発達支援センター、放課後等デイサービスの職員、子ども関連産業における商品開発やメディア制作、公務員、その他の一般企業等、幅広い分野での活躍が期待されています。
-
女性の社会進出の増加や核家族化を背景に、保育ニーズは高まっています。また2015年度に子ども子育て新制度がスタートし、幼保連携型認定こども園の推進をはじめ、地域型保育として小規模保育や事業内保育、また企業主導型保育など新しい保育の場が創設されました。病児・病後児保育や医療保育なども社会の要請に応じて増加しています。今後も保育士の活躍の場は拡大していきます。
学費について
-
学費は教育学科の学費に準じます。ただし、資格課程履修料及び実習費用が別途に必要です。
-
資格課程履修料は35,000円、保育実習にかかる実習費は保育実習Ⅰ26,000~31,000円、保育実習Ⅱ(保育所)11,000円、保育実習Ⅱ(社会福祉施設)15,000~20,000円になります。社会福祉施設は施設により費用が異なります。なお、実習中の食費・交通費等は別途実費が必要となります。履修料、実習等に関わる経費は年度により変動する場合があります。
学習・生活について
-
2年次の春季休暇期間中に保育所と社会福祉施設(おもに知的障害者施設)に3年次は夏季又は春期休暇期間中に保育所又は社会福祉施設(乳児院・児童福祉施設・知的障害者施設)のいずれか1ヶ所を選択し行うことになります。なお、保育所は実働11日間、社会福祉施設は実働10日間の実習を行います。
変更について
-
年次途中からの保育士課程の履修はできません。
-
履修途中辞退する場合は、保育士課程委員会において面談を受け理由書の提出等の必要があります。入学時点で保育士課程履修について自分自身の適性と将来についてよく考えた上で、保育士課程を希望するかどうかを決定してください。