中国語の達人 ?迎大家来一起学?? !

〔Ⅰ〕中国語に関するミニ情報

文字:

日本語で使われている漢字とは異なり、簡略化された形をしています。いくつか例を挙げます(括弧内は日本語)。

 ?(書) ?(車) ?(買) ?(為) ??(電脳) ?拉OK(カラオケ)

同じ漢字だからと言って安易に考えるのは禁物。正確に書くのは案外難しいものです。とは言えむやみに恐れる必要もありません。

発音:

中国語の音声面で特徴的な現象(=外国人にとっての難関)はやはり声調(せいち  ょう)でしょう。

中国語自体は皆さんも恐らく映画やニュースなどで耳にしたことがあると思いますが、その際に甲高いというか一種独特の調子が感じられたのではないでしょうか。それにはこの声調という現象が関わっているのです。 声調のない中国語は中国語とは言えない!

文法等:

ここではこれだけ覚えておいて下さい。

〔Ⅱ〕面白い表現少々(なお漢字は便宜上日本で通用しているもので代用します)

天不怕、地不怕、只怕広東人説官話。
天も地も恐くはない、ただ広東人の話す北京官話(共通語)だけが恐い

⇒中国の方言差の大きいことを誇張して言ったもの。現在は共通語(=「普通話」)が普及しているので、随分と状況は異なっています。

説曹操、曹操就到。
曹操の噂をしていると曹操がやって来る。(噂をすれば影)

⇒曹操は『三国志演義』に出てくる人物で悪役として描かれています。対して劉備は「悲劇の英雄」的に描かれていますね。

不到長城非好漢。
長城に至らざれば好漢にあらず。

⇒初志貫徹してこそ立派な人物と言える。今では観光旅行には欠かせない長城見学ですが、昔は大変困難な道程だったにちがいありません。

社会青年
進学もせず職にも就いていないの若者のこと

⇒字面だけ見ると何となくいい意味にも取れそうですね。なまじっか漢字を知っているだけに要注意。

対牛弾琴
牛に向かって琴を弾く。(猫に小判。豚に真珠)

⇒日本では猫、西洋では豚、中国では牛。所変われば品変わるってことですね。他の地域ではどうなんでしょう。調べてみると面白いかも。

〔Ⅲ〕中国語学習応援情報

辞書について:

単に価格が安いとか小さくて持ち運びに都合がいいというだけで選ぶのは避けるべき。小型辞書はむしろ学習が進んだ人の備忘用と考えた方がよろしい。以下の辞書はいづれも優れたものです。

最後の二つは「中国語一中国語」辞典です。中級以上の学習者に適しています。最近では電子辞書が様々なメーカーから出ています(カシオ、セイコー、シャープ、キヤノン等)。確かにいろいろな工夫を施していて便利なものですが、入門段階ではまず上記の様な紙の辞書を使うことを薦めます。

中国・中国語書籍専門店:

暇を見つけてふらっとのぞいてみて下さい。きっと面白い発見がありますよ。

中国(語)学習に役立っwebsite:

※このページは大東文化大学国際関係学部パンフレット「アジアのことば」より転載しました。