ベトナム語 Ti?ng Vi?t

ベトナムってどんな国?

べトナムは日本や中国、韓国と同じように漢字文化圏の国です。大乗仏教徒が多く、祖先を大切にしまた米を主食として箸を使って食べるなど、日常の生活習慣から感性に至るまで、日本人と多くの共通点をもっています。

ベトナムは活気溢れる若い国です。1986年のドイモイ政策開始以来急速かつ着実な経済成長をとげてきました。その一方で、昔なつかしい風景や温かい人情が残っているのもベトナムの魅力といえるでしょう。

往来

ベトナムは9・11同時多発テロ以降、アジアでも有数の安全な国として高く評価されています。宗教や民族による大きな分裂がなく、食糧とエネルギーの純輸出国として、世界でも特異な地位を占めています。中国に代わる投資先として、世界の主要企業からも注目されています。

日本とベトナムの関係は・・・

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アジアの中ではもっとも安定した友好関係にあります。べトナムは日本の最大の援助国であり、日本政府のODAの重点配分国となっています。べトナムの中学校では2004年から日本語を第一外国語と定め、大都市のモデル校では日本語を正規の科目として学習する試みも始まりました。

両国の関係は、政治・経済の分野ばかりでなく、文化や教育においても、今後ますます緊密なものとなっていくでしょう。

ベトナム語ってどんな言葉?

声調

単語はすべて一音節から成り、スペルが同じのものは声調をつけて区別します。文字はアルファベットです。

よく似た発音?

語順は英語と同じで、主語一動詞一目的語です。しかし英語と違って動詞や名詞の語形変化はなく、順番に単語を並べていけば文を作ることができます。

ベトナム語には漢語を起源とすることばがたくさんあります。日本語と発音がよく似た語もあり、そのような単語が文化語葉の六割から七割を占めています。

Bao nhieu ti?n?(いくらですか?)と ??t qua!(高すぎる!)

買い物は、まず売り子に "Bao nhieu ti?n?" と声をかけることから始まります。売り物には値札が付いていないことが多く、売り子は少しでも利益を得ようと高めの額を言って<るので、客はすかさず " ??t qua!" と応じ、値下げ交渉を始めます。売り子と客の間で演じられるそんな駆け引きは、市場のあちこらで見られるべトナムの日常風景となっています。

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【ベトナム語学習情報】(シラバス記載のものは除く)

【ベトナム・ベトナム語関係のウェブサイト】

写真提供:新村洋子   イラスト:福崎香織里(国際関係学科)

※このページは大東文化大学国際関係学部パンフレット「アジアのことば」より転載しました。

また、大東文化大学国際関係学部では、「アジア理解教育の総合的取り組」刊行物シリーズ No. 8 としてベトナム語のテキスト『Ti?ng Vi?t』を文部科学省の補助金を得て出版しています。このホームページ上でも公開していますので、興味のある方は以下のリンクからご覧下さい。

Ti?ng Vi?t

ベトナム語テキスト

大東文化大学国際関係学部では、「アジア理解教育の総合的取り組」刊行物シリーズ No. 8 としてベトナム語のテキスト『Ti?ng Vi?t』を文部科学省の補助金を得て出版しています。このホームページ上でも公開していますので、興味のある方は以下のリンクからご覧下さい。

Ti?ng Vi?t